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地域に開かれた事業運営を目指して

 

2022年1月に「神経リハビリセンターしらゆりケア」、同年2月に「障がい者グループホームしらゆりケア　こゆり西日野」をオープンした株式会社PlanB。

今まで行ってきた介護施設や訪問看護運営とは異なる新たな2つの事業へと踏み出した思いを代表取締役　浜中俊哉さんにお伺いしました。

 

株式会社PlanB
代表取締役　浜中　俊哉　さん

 

 

【神経リハビリセンターしらゆりケア】

 

必要とするリハビリを提供できる、場所づくり

　創業から約８年、看取りや難病など重度の方を対象とした分野に特化してきました。
需要が高い分野ではあるのですが、看護師24名、作業療法士・理学療法士各2名、言語聴覚士1名という充実したスタッフの能力をさらに活かせる場所が作れないかと考えていました。
　去年の夏が終わるころ、同法人内の介護施設にあるお一人の入居が決まりました。
その方は自身と同年代の40代半ばで、脳梗塞の後遺症である麻痺のため要介護状態となり入居されることになりました。
中学生の娘さんがよく面会に来られ、「またドライブに行けたらいいな」という話をされている姿を見かけました。その方と関わる中で、実は病院などの保険適用のリハビリには限界があるため、十分なリハビリを受けることができない「リハビリ難民」の方が多くいらっしゃることを知ったことが今回の立ち上げのきっかけです。
自費型のリハビリを受けられる施設は全国的に増えてはいますが、三重県内にはまだ1箇所しかないそうです。
それならば自分たちで作業療法士・理学療法士・言語聴覚士のリハビリ3職種のスタッフの能力も生かすことができるリハビリセンターを立ち上げようと思い、開設に至りました。
脳梗塞や交通事故の後遺症、神経難病などに悩まれている患者様の受け皿になりたいと考えています。
また40〜60代の現役世代と呼ばれる方々は、特に社会復帰への強いお気持ちを抱えている方が多くいらっしゃいます。弊社の施設にご入居されてみえたような方が、もしリハビリを通じて運転ができるようになったら、それはご本人様・ご家族様にとって本当に意味のあることではないでしょうか。
そして最適なリハビリメニューだけではなくご本人様の「よくなりたい」という気持ちや、やる気がリハビリには必要です。
そのお気持ちに応えるように、われわれ専門職が社会復帰のお手伝いをさせていただきます。

神経リハビリセンターしらゆりケア

〒515−0812 四日市市赤堀２丁目5−31

TEL 059−347−5081

 

 

 

【障がい者グループホームしらゆりケア　こゆり西日野】

 

医療に強く適材適所が叶う施設

　訪問看護事業では、精神科訪問も行なっています。

訪問先であるグループホームの管理者や世話人の方と関わる機会が多く、医療について課題を多く抱えている現状を知りました。特に薬の管理は複雑で、管理をするにも身近に相談者がいないことなどが大きな悩みとなり、世話人が辞職してしまうという問題にまで発展しているそうです。そこで医師などの連携が密にとることができ、医療的行為にもすぐに対応ができるグループホームを立ち上げることにしました。大きな二つの特徴で、問題解決を目指しています。まず一つ目は薬の管理についてです。

当施設では、提携している薬局の薬剤師が薬の配達をしてくれるため、飲み忘れのチェックや相談などに専門職に関わってもらうことができます。二つ目は、世話人の負担の軽減として洗濯や食事など生活に関わること以外の入居者からの相談は、すべて訪問看護師が対応いたします。

薬は薬剤師、世話人は身の回りの生活、そのほかは看護師とそれぞれの職種に適切な仕事を振りわけることで、十分なパフォーマンスを発揮してもらえるのではと期待しています。

 

神経リハビリセンターしらゆりケアではモニターの方々から、ありがたいことにご好評をいただいています。また患者様だけではなく、近隣の医療機関からも「自費でのリハビリ分野をのばしてほしい」というお声をいただいていますので、連携しながら患者様をサポートしていきたいと思います。障がい者グループホームしらゆりケア　こゆり西日野でも反響をいただいており、感染対策を行っての内覧会は対応人数が満員になるほど来場いただきました。どちらの分野でも地域との連携は必須であり、これからも地域に開かれた事業運営を目指していきます。些細なことでも大丈夫ですので、お困りごとがありましたらぜひご相談いただければと思います。

 

障がい者グループホームしらゆりケア　こゆり西日野

〒510–0943 四日市市西日野字八幡1639–2

TEL 059−347–5081