【花の丘業院透析センター】
透析患者様の受け皿になりたいリハビリ連携でQOLの改善を目指す
2022年5月に解説された花の丘病院透析センター。
コロナ禍の影響もあり、約3年間の構想を経て満を持してサービスが開始されました。
最大ベッド数は個室2床を含めた42床。暖かみのある木目調の壁や窓から見える豊かな緑のおかげで、病院にいるとは思えないようなゆったりとした空間となっています。
もともと、松阪市内に病院やクリニック、入居施設を運営されていた医療法人松徳会。
地域や施設利用者様からのニーズを受けて、透析センターへの事業拡大を決定されたそうです。
〜地域の皆様へ〜
花の丘病院透析センター
副院長● 松本 和隆 先生
厚生労働省が掲げる地域医療構想の中で、「病院は入院に特化、外来は地域のクリニック・かかりつけ医へ」という流れがうたわれています。透析診療は外来の一つであり、病院ではなくクリニックが対応することを推奨されています。
また松阪市内の急性期病院でも、透析診療のベッド数減少予定も決定され、この南勢地域で透析診療を必要としている患者様の受け入れ先が必要になってきました。また透析患者様の高齢化が進んでいるにも関わらず、入院や入居しながらでも透析診療が受けられる施設は多くありません。
全身状態が悪い方であれば、自宅からの通院などは大きな負担となります。なんとか患者様の受け皿になれないかと考え、同法人内の病院や入居施設とも連携できる透析センターを開設する運びとなりました。
入院患者様や利用者様を受け入れるだけではなく、花の丘病院が得意とするリハビリを透析センターへ取り入れることで、透析リハビリを実施することができます。
透析治療中の長時間の安静や疲労などによりフレイルやサルコペニアが問題視されていますが、透析リハビリを受けることで、QOLの改善が期待できます。
透析治療を必要とされる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
花の丘病院透析センターの特徴
1個室の設置
インフルエンザや風邪にかかっていても、安心して透析治療がうけられるように個室を用意しています。
2感染症対策
十分なベッド間隔の確保、10床ずつのゾーニング。
3送迎バスの実施
自分で運転できない方でも、無料送迎を行います。
4臨時透析
旅行や出張中の臨時透析も受け付けています。
5運動療法
花の丘病院の理学療法士・作業療法士が行います。
花の丘病院透析センター
住所:〒515ー0052 松阪市山室町707ー3
電話:0598−30−8810
休診日/日曜
※オープン当初は月・水・金の午前クールのみ。
曜日や時間帯は午後拡充予定。