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2023.03.09

歯科・口腔からはじめるアンチエイジング Vol .14

歯科・口腔からはじめるアンチエイジング Vol.14

 

 

 

 

 

 

 世の中にはたくさんの種類の歯磨き剤がありますが、あなたは何を重視して選んでいますか?

前回は6つの選択基準のうち、1.虫歯予防効果、2.歯周病予防、緩和効果の2項目をご紹介しました。今回は残りの4項目をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも口臭の原因を解決しないといけないのですが、歯磨き剤には口臭予防をうたっているものも見受けられます。

口臭には、2つの原因があり、1つは体の内部、内臓が原因の、消化不良による消化管からの発酵臭、肝機能低下によるアンモニア臭、糖尿病によるアセトン臭。そしてもう1つは口腔内由来です。

 口腔内由来のものは舌苔、プラークによるものです。

これは口腔内の雑菌と菌の代謝産物が原因ですから、まずは歯磨きなどによるプラークコントロールが正しくなされていることが一番の必要事項です。

 

 生薬配合や、ハーブのアロマ、メントールなどの香料だけでは口臭の一時的なマスキングだけになってしまうので、併せて歯周病予防効果のある成分を含んでいることを確かめてください。

 口臭予防は歯磨き剤に頼るものではなく内科的コンディションを整えるとともにプラークコントロールの正しい習慣をつける、歯科医院でプロのケアを行ってセルフケアを習得するということが基本です。

 

 

 

 

 

 

 ホワイントニング効果をうたっている歯磨き剤はネットでも本当に多く展開されていますが、歯科医院での薬剤を用いたホワイトニングとは歯を白くするメカニズムが全く違うため、歯磨き剤だけでは同様の効果は期待できないと思います。

また、歯の表面を傷つける研磨剤を配合して着色を予防するタイプは知覚過敏を惹き起こしたり、歯周ポケット内に侵入して炎症を起こすリスクがあるので気を付けたほうがよいでしょう。

 

 

 

 

 安全かつ効果の見込まれるホワイトニング成分は、ポリリン酸ナトリウムです。ほかにも、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンなどが歯面の着色(茶渋など食品による着色、喫煙者のたばこのヤニ)の予防に有効です。

 加齢による黄ばみなど、歯の表面のざらつきに対しては、表面の微細な傷を埋める働きがあるハイドロキシアパタイトも有効です。

輸入品では、歯科医院で使用される過酸化水素が歯磨き剤に含まれているものもあり、効果は期待できるようです。ただし製品によって含有量が違うので、気になるようなら歯科医院でご相談されるのがやはり最良かと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 主に歯磨き剤の香り、使い心地(歯磨き剤の性状、ペーストかジェルタイプか、顆粒タイプかなど)によって好みが分かれると思います。

歯磨きは、生活のなかで気分をリセットしたりアクセントをつける時間でもあるので、楽しく行っていただくことが重要です。

せっかく効果のある歯磨き剤を選んだとしても、香りやテクスチャーがあまり気に入らないと気分があがりませんよね。

 

 

 

・・・のように使い分けするのも楽しく優雅なプラークコントロールタイムになりますね。

 

 

 

 

 

 

 知覚過敏は、歯根表面の象牙質が露出したり、エナメル質に微細な穴が開いていることで歯髄に刺激が伝わりやすくなり、痛みを感じる神経を刺激することによって起こります。

硝酸カリウム、乳酸アルミニウムが含まれていれば知覚過敏予防効果が期待できます。

 ホワイトニング効果と重複しますが、ポリリン酸ナトリウムも歯面をコーティングして強化するので効果が期待できます。

 

 

 また、リン酸カルシウム(歯の構成成分)、キシリトール(歯の再石灰化促進による歯の表面修復)の3つが含まれていると、知覚過敏をケアする効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?歯磨き剤の選び方ナビゲートになりましたか?

今後はもう少し特化して、子供の歯磨き剤についてや、歯ブラシ、フロスなどの選び方についても情報提供していきます。

 

 

 

 

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